恐れず侮らず

英語の勉強を始めましょう

toとforの使い分け

「中学英文法を修了するドリル」に取り組んだ時、「第四文型を第三文型に書き換えた時に使われる前置詞」で初っ端から間違え、そのことに納得がいかず、自分が使い込んできた英文法の書や辞書などをあれこれあたっても、納得のいく説明が見つからなかった。が、何気にネットを検索してみたところ、あちこちに期待する説明が載っていて、驚いた。*1

どれも書いてあることはほとんど同じ。「to は「方向+到達点」を表わし、「到着する」という意味を含んでいる。for は「方向のみ」を表わし、「到達する」という意味は含んでいない」ということ。

give とか hand とかは受け取る人がいて成立するので、ブツは相手に渡っている。だから to だが、buy は買った時点ではまだ相手に届いていない。だから for だと。

この違いは、何もこの書き換えの時だけではない。

  1. I went to Tokyo.(私は東京に行った)
  2. I left for Tokyo.(私は東京に向かって出発した)

1は既に東京に着いているが、2はまだ東京に着いていない。

*1:中学生の時は、「forを取るのはbuy, make, getの三つだけ、あとはto」と習った。今から思うと、中学のテストで出るのはこの三つの動詞だけ、という意味で、その意味では実戦的ではあったが(事実、中学時代にテストで間違えたことはない)、あくまで中学生の範囲で三つということだった。実際にはこれ以外に、leave, spare, order, choose, cook, find, singなどたくさんあり、とても丸暗記できるものではない。だからforとtoの意味の違いを正確に理解し、使い分けるほかはないのだが、その違いを中学でも高校でも習った覚えがなく、手持ちの文法書にもどこにも説明がないのだ。でもネットにこれだけ記事が溢れているといことは、最近ではそこをちゃんと教えているのだろうか。