コミュニケーションのための現代英文法 (3) 受動態
- 能動態と受動態は機械的に書き換えられるというのは誤解である……というのは、しばしば目にするが(そういう誤解が根強いということなのだろうが)、これは自分は当初から理解していたので、よくわかる説明だった。確か40年ほど前に聞いた「続基礎英語」で、誰がしたのかを言いたくないか、わからない時に受動態を使うのであって、受動態では by〜をつけないのが普通……と習って、そのまま素直に信じたからである。もっとも、これを学校の授業中に先生に言って叱られたのは苦い思い出だ。学校英語では能動態と受動態の書き換えは頻出問題だから、そもそも書き換えられない! などと主張されては、先生も困ったであろう。
- getを使った受動態がよくわかっておらず、つい最近も意味を取るのに苦労した覚えがある。
- be動詞の代わりにgetを使うと、「された」という「動作」を際立たせ、話者の感情を伝えることができる。
- I was involved in the fight.
- I got involved in the fight.
- どちらも「けんかに巻き込まれた」意味だが、後者は「巻き込まれて困ったことになった」というニュアンス。
- 慣用表現
- get married = 結婚する〔参考〕be marriedは「結婚している」
- get dressed = 服を着る
- get lost = 迷う