恐れず侮らず

英語の勉強を始めましょう

Enjoy Simple English 2015

Listening

  • The Old Man Who Made Flowers Bloom

Reading

  • The Secret of the Crane: Episode Four
  • The Old Man Who Made Flowers Bloom
Note
  • The Old Man Who Made Flowers Bloom : もともとが昔話である上に、本編では短く要約しているから突っ込みどころは満載なのだが、
    • 庭から出た小判を近所に配るのは人が良過ぎ(宝くじに当たったことをペラペラ口外すれば碌なことにならない)
    • 小判はどこにでも埋まっているものではないのだから、犬をけしかえて自分も小判を見つけようという隣人は頭が悪過ぎ(もっとも、主人公が手にした小判は、たまたまそこに埋まっていたものではなく、犬がその魔性の力で小判をそこに置いておいた、と考えた方が妥当かも。そうすると、隣人の考えもあながち間違いとは言えないが)
    • 長年暮らしていて、主人公は隣人がどういう性格かわかっていたはず。いくらお人よしで頼まれたら断われないといっても、我が子同然に可愛がっていた犬を貸せと言われたのである。断固として断わるべきだった。それをしなかった時点で、あまり同情する気が起きないのだが、自分の権利は自分で守るものというのは近代の思想か
    • もはや子犬ではない成犬と人間(しかも年寄り)が本気で喧嘩をしたら、人間に勝ち目はないと思うが、この爺さんは犬をどうやって殺したのだろうか
    • 臼から小判が出てくることを隣人はどうして知ったか。また主人公が喋ったのか
    • 臼のような重たいものを盗むのは簡単ではないと思うが、いとも簡単に持っていかれる主人公は何を考えているのか
    • 大切な犬を殺され、臼を盗まれた挙句に燃やされたのに、主人公は隣人に仕返しを考えなかったのか。警察も裁判所もない時代だから権力も腕力もなければ復讐も簡単ではないが、たとえば愚痴を言うふりをして隣人の悪行を近所に広めるとか(昔の農家は近所付き合いができなければ生きていくことはできなかったと思うから)
    • 案外と近所の評価は、隣人に対しては「あの人は少々強引なところもあるがやり手」主人公に対しては「お人よしで気が弱い、オツムも少々弱い」といったものだったりして
    • 最後にお殿様が胸のすく裁断を下してくれるわけだが、何もしなくても、善人はただ実直に生きていれば、いつかは報われる。だから間違っても自ら権利獲得のための活動をしてはいけない、という寓話なんだな