恐れず侮らず

英語の勉強を始めましょう

初めての海外旅行 (5)

RECONFIRM (1)

さて、まず帰国の便のreconfirmをしなければならない。

航空機は、チケットの予約欄にOKと記載されていても、出発時刻の72時間前までに現地の航空会社にreconfirmをする必要がある。このreconfirmというのはよく「再確認」と訳されることが多く、僕も文字通り確認のためだと思っていた。しかし、これは重大な誤解である。国際線の場合、このreconfirmをしないと自動的に予約を取り消されてしまう。予約した後reconfirmをしてはじめて申込完了なのだ。

reconfirmは電話でもいいのだが、そんな難しい話を電話でできるわけがない。とにかくカウンターへ行き面と向かって予約表を見せれば、よきにはからってくれるであろう。と考えて、到着後にreconfirmをしたのは正解だった。あとで電話で……などと考えてうっかり忘れてしまったら、大変なことになるところだ。

AMERICAN WEST

LAX(ロサンゼルス空港)はInternational Airportのほかに7つのTerminalがある。広大な空港で、ひとつひとつのTerminalはかなり距離が離れている。事前に、「HP(Amerian West)はTerminal 4だと思うけど、確認してほいた方がいいよ」と言われていたのでMAPで確認したら、現在はTerminal 1であった。

これはまあトラブルというほどではないが、Terminal 4ならInternational Airportのとなりなので歩いていこうかと思ったのだが、Terminal 1となると最も遠い。とても歩いて行かれるようなところではなく、shuttle busに乗らざるを得ない。面倒がひとつ増えた。

INFORMATION

バス乗り場がわからないため、意を決してInformationへ行くことにする。

"I'd like to go to the Terminal 1..."

「そこ(と、指で差し示しながら)を出て、右側に行ってください。階段を上がると"SHUTTLE BUS"という黒い看板が出ています。バスにはA、B、Cの三種類がありますが」とメモ用紙を取り出し、「Aに乗ってください」と言いながら、shuttle A, Terminal 1と書いてそれを渡してくれた。

"Go right, upstairs, OK?"
"OK, thank you."
"You're welcome."

……とまあ、誠に親切であった。親切というより、どうすればカタコトの人でもわかるかという点を実によく考えている。さすがに毎日外国人を相手にしているだけあるなー。

幸いbus stopはすぐわかったし、Aのバスも10分ほど待ったら来た。

TERMINAL 1

LAXはそれぞれのTerminalがひとつの空港という感じだ。International Terminalでは、ほとんどの案内板は日本語が併記してあったし、日本人の姿も見かけたし、Information Officerには日本語のわかる人もいるようだから、何とかなると安心してもいられた。

しかし、Terminal 1に来たら、さすがにUSAの国内線。日本語の案内はないし、周りを見回しても日本人らしき人は誰もいない。何だか急に不安になる。

ここで単語をひとつ覚えた。通路側の席を "AISLE"(発音は[ail])というのだ。

Bording Cardをもらう時、窓側の席か通路側の席かを指定することになる(選択の余地があればだが)。窓側の席は眺めもよく、プライベートな空間が保てるが、トイレその他で席を立つ時に不自由な思いをする。通路側は自分が歩き回る時は気兼ねしないで済むが、プライベートな空間を守りにくい。どちらを選ぶかは好き好きだろうが、僕は自分が気兼ねをしないで済む通路側の方がいいかな、と思っていた。しかし、どう表現すればいいのだろうか? これは意外にあっさり解決。

"Window or aisle?" と訊かれたので、windowは窓側のことだろうし、となるとaisleという聞き慣れない単語が通路側のことに違いない(もちろんスペリングはあとで調べて書いている)。

"Ah...aisle, please."
"O.K."

なんとかなるものだ。