McDONALD
軽く何かお腹に入れておこうと思ったのと、買い物くらいできるようにならなくちゃという気持ちから、空港のマックでポテトを買うことにする。マクドナルドのメニューならよく知っているし、世界共通だろうから、わかりやすいと思ったのだ。
ところが、ちょっと見ると日本と似ているようで、かなり違う。たとえば、フライドポテトはfried potatoではなくfrench friedであるし、金額表示にも戸惑う。列に並ぶ前に頭の中で必死で会話をシミュレーションしていると、女の子がカウンターをひとつ開け、僕の方を見てニッコリ笑いながら、"Please, sir" ときた。
意を決してカウンターへ行き、"I-I want a french fried small and..." と告げると、「今の時間はモーニングセットだけ。単品のポテトは扱っていないんです」というようなことを言われる。シミュレーションした会話がもろくも崩れ去る瞬間。
"Ah...ah...orange juice, please."
ジュースなんて飛行機に乗ればいくらでもタダで飲めるであろうに!
LAS VEGAS
American Westはとても小さい飛行機で、座席は満席。これでちゃんと飛ぶのかなと思ったが、ノー・トラブルで定刻通り(10時53分)ラスベガスへ。
空港はロサンゼルス空港とは比較にならないほど小さい。降りた途端にスロットマシンがずらりと並んでいるのには驚いた。
あまり早く着いてもチェックインできないかも知れないから、あせることはない、のんびりいこうとまずバーガーキングでポテトを買い(今度はうまくいった)、ロビーで一服し(ちゃんとsmoking areaがあった)、さて出ようかと思ったが出口が見つからない。*1
TAXI CAB
外は快晴で暑い。日差しの強さは日本とは比較にならない。サングラスを持ってくればよかったとつくづく思った。
タクシー乗り場に並んだが、タクシーの自動車の上に大きな広告用のボードが立ててあることと、その広告がPowerPCだのLotusだのとコンピュータ関係のものがほとんどであることに驚いた。これがCOMDEXなのかと妙に感心する。(あとで知ったが、これは特別の広告ではなく、日常だった。タクシーにPowerPCの広告が入っているのを見てIBMのワークステーションを買おうという人なんかいるの?)
運転手さんは陽気な人だった。いろいろ話かけてきたが、喋っているうちに、こちらの事情――僕があまり英語がわからないことや、この辺の地理に詳しくないということ――を察したらしく「何かわからないことがあったら、何でも聞いてくれ」と言ってくれた。親切な男だ。
10分ほど走ったら「あの大きな建物が見えるか? あれがTreasure Island(僕が泊まるホテル)だ」と教えてくれた。あんなに大きな建物だとは予想していなかった。
*1:以下、出口を探しまわる様子がだらだらを記されているが省略。