2009年度から2020年度まで「入門ビジネス英語」を、2021年度は「ラジオビジネス英語」を聞き、昨年度から「ラジオ英会話」を聞いている。
ラジオ講座で英語の勉強をする時、自分は「シャドウイングができたら合格」と考えている。音声を聞きながら、瞬時に意味を理解しなければいけないが、それだけでは繰り返せない。語もきちんと聞き取れないといけない。その上、自分が喋り出すと聞き取りが格段に難しくなる。完璧に聞き取れなくても何を言っているかわかるためには、語法の知識も必要。もちろん知らない単語があれば、聞き取れないし、意味もわからない。
だからこそ、シャドウイングができれば、そのレッスンで習ったことが一通り身についたと考えていいのではないか。そう思って練習を繰り返してきた。
twitterで英語学習者の投稿を見ていると、ダイアログのディクテーションをしている人が結構いるようだ。自分はしたことがない。頭で聞き取るなら話す速さに合わせられるが、書くとなるとその何倍もの時間が必要。とにかく時間と手間がかかるイメージがあり、これまで積極的にやろうとは考えなかった。
昨年はそういう人を見て、へえ、すごいなあと思うだけだったが、今年度に入ってから、自分でもやってみることにした。続けられそうだったため「ラジ英dictation部」へ入部。MOAさんが部長として呼び掛けているもので、ディクテーションのノートを写真に取り、指定のタグをつけてtweetするだけ。こうして「部活動」が始まった。今のところ休まず続いている。
やってみてわかったこと。思ったより間違える。
「入門ビジネス英語」や「ラジオビジネス英語」と違い、「ラジオ英会話」はあまり聞き取りに苦労しない。何言っているかわかんない、という箇所があるのは月に1~2度くらい。あとはだいたい聞き取れたと思っていたが、そうでもなかった。areだと思ったらwereだった、onだと思ったらinだった、theに聞こえたがthatだった。こういう細かい違いは、リスニング&シャドウイングをしているだけだと気づかない。
思ったほど面倒ではない。だから続いている。とはいえ、時間がかかるのは間違いない。放送を繰り返し聞く回数が昨年より減っているのは、ほかの理由もあるが、ディクテーションに時間を取られているせいもある。
新しい勉強法を始めてちょうど三ヵ月経った。それで何かが進歩した実感はない。三ヵ月くらいではやむを得まい。一年続けたら何か変化を感じられるだろうか。