Lesson 37 (note)
Lesson 38 (note)
orの意味の区別
"or" には、大きく
- または
- すなわち
- さもないと
の意味がある。3は命令文に続くから区別がつく。Lesson 37では2の意味のorが登場し、柴田先生は「ここでの意味はすなわちです」とサラリと説明して終わったけど、「すなわち」であるとどこで判断したらいいのだろうか。文章で書く場合は「,」(カンマ)を伴うようだが、口頭の場合はその区別もない。意味から判断するしかなさそうである。
- Which do you like better, meat or fish?
meatとfishが同じ位置づけの言葉であるのはいくらなんでもわかるから、「または」である。
追記(2/24)
上記の例文で、orで結ばれた言葉を並べると次のようになる。
No. | 前 | 後 |
---|---|---|
1 | meat | fish |
2 | DNA | deoxyribonucleic acid |
3 | astronomy | the science of stars |
「または」のorは同格の語を結ぶから、1では1語に対して1語である。が、2は1語に対して2語、3は1語に対して4語。「すなわち」と言い換えているのだから、orの前より後の語の方が長くなる傾向にある、といえるのではないか。
- Japanese hospitality, or omotenashi, can be traced back to the spirit of the tea ceremony.
この場合はJapanese hospitalityをomotenashiと言い換えているから短くなっている。いずれにしても「orの前後で語数が揃っていなかったらすなわちを疑え」ということか。