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入門ビジネス英語(2020)/Lesson 37, 38 (note)

Lesson 37 (note)

Lesson 38 (note)

orの意味の区別

"or" には、大きく

  1. または
  2. すなわち
  3. さもないと

の意味がある。3は命令文に続くから区別がつく。Lesson 37では2の意味のorが登場し、柴田先生は「ここでの意味はすなわちです」とサラリと説明して終わったけど、「すなわち」であるとどこで判断したらいいのだろうか。文章で書く場合は「,」(カンマ)を伴うようだが、口頭の場合はその区別もない。意味から判断するしかなさそうである。

  • Which do you like better, meat or fish?

meatとfishが同じ位置づけの言葉であるのはいくらなんでもわかるから、「または」である。

  • Genes are made of DNA, or deoxyribonucleic acid.(遺伝子はDNA、すなわちデオキシリボ核酸でできている)
  • He studies astronomy, or the science of stars.(彼は天文学、すなわち星の研究をしている)

「遺伝子はDNAまたはデオキシリボ核酸でできている」「彼は天文学または星の研究をしている」と解釈しそうだ……

追記(2/24)

上記の例文で、orで結ばれた言葉を並べると次のようになる。

No.
1 meat fish
2 DNA deoxyribonucleic acid
3 astronomy the science of stars

「または」のorは同格の語を結ぶから、1では1語に対して1語である。が、2は1語に対して2語、3は1語に対して4語。「すなわち」と言い換えているのだから、orの前より後の語の方が長くなる傾向にある、といえるのではないか。

  • Japanese hospitality, or omotenashi, can be traced back to the spirit of the tea ceremony.

この場合はJapanese hospitalityをomotenashiと言い換えているから短くなっている。いずれにしても「orの前後で語数が揃っていなかったらすなわちを疑え」ということか。


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