7月号
- 言わんとすることはわからなくもないが、「プレゼントはうれしい」を「Present is happy.」としてしまうのは、単に英語ができない人なんじゃないか。もっとも会話だと、例えば「お飲み物はなんになさいますか」と(英語で)訊かれて、咄嗟に「I'm a coffee.」と言ってしまいそうではある(「僕はコーヒー」という日本語に引きずられるからこうなる)。でも言った瞬間におかしいと気づくよねえ?
- ではなんと訳せば良いか、自分も「I'm glad...」で詰まってしまったのだが、ちょいと考えて、次のような文章を思いついた。
- I'm happy with your present.
- Your present makes me happy.
- 2の方が自然かな。gladを使った場合、glad ofでも間違いではなさそうだけど例文がヒットしない。gladだとthat節をつけたくなるから、I'm glad that I have a present from you./ I'm glad that you gives me a present. とかかな。でも説明調が過ぎる気がする。やはり、あっさり Your present makes me happy. が良いのだだろう。
- よく考えてみると、この文も少々不完全である。
- Your present made me happy.(既にもらった場合)
- Your present will make me happy.(これからもらう場合)
- Your present always makes me happy.(いつももらっている場合)
- Your present would make me happy.(もらったことはないけど、もしもらえたら)
- しかし元の日本語「プレゼントはうれしい」自体が曖昧な文である。二歳児向けの絵本であれば、やむを得ないが。
- コーパスサイトの紹介は役に立ちそうだ。活用しよう。