名著への招待 第18回（9月号）
- エドガー・アラン・ポー「黒猫」
幼少の頃、エドガー・アラン・ポーの作品はいろいろ読んだはずだが、どんな話か記憶にあるのは「黒猫」だけだ。内容を知っているから本記事はとてもよくわかる。
ポーは20代の頃、一度はちゃんと読んでみようと、新潮文庫を買ってきたものの、文章が難しくて意味がよくわからず、すぐに読むのをやめてしまったことを覚えている。
200年近くも前（日本は江戸時代）なのだから、文章が読みにくいのは当たり前。無理に原文に寄せるのではなく、現代風の大胆な新訳を期待したいところだ。
先月、「アッシャー家の崩壊」の記事を読んだ後、Amazonで安いポーを一冊買ったのだが、翻訳が古い。鴻巣友季子さんの翻訳を買ってみるかな、と思ったが、kindleで出ていない。残念。
