NHK「ラジオビジネス英語(2021)」ストリーミング。
Lesson 33〔E-mail〕(1回目)
- 出張の経過報告(2)
最初のメールは確かにあまり感心しないし、リライト後のメールはビジネスメールのお手本のようだ。
でも、これ、全く別のメールだよね。「一部修正して書き直した」というレベルではなくて。
高志は、プロフェッショナルとして、十分な準備をして打ち合わせに臨みたかったんだ。急に出席者が増えて、マイケルから「必要なのはice break」「野球とアニメの話をしてくれればいいよー」と(軽く)言われたけど、それではプロとしてまずいのではないかと思っているのだ。マイケルの指示に納得していないのに、「主語をweにしてマイケルと自分が一緒に考えた風なトーンを出し」自信ありげに書いては、嘘の報告をすることになってしまう。
高志はシルビアに、そうね、マイケルの言うことはちょっと楽観的過ぎるわね、と言ってほしいのだ。あるいは、自分が間違っているならどこが間違っていてどう変えればいいのかをアドバイスしてほしいのだ。
シルビアの返事は、意外にも、高志が期待している内容になっている。これは、修正前のメールを出したら返ってくるであろう返事ではないのか。修正後のメールなら、「わかった、頑張れ」の一言で終わりのはず。高志は自分が不安に思っていることについて具体的にアドバイスがほしいのだから、ここは最初のようなメールを出すのが現状では一番いいと思う。
Master Business Words of Foreign Origin
relaxには「緊張を和らげる」意味のほかに、気を緩める、警戒を解く、規制を緩和する、などの意があるという。