NHK「中高生の基礎英語 in English(2021)」巻末コラム
「英語のソボクな疑問」第三回(6月号)
面白い。文章も面白いが内容も面白い。
- goの過去形がwentと似ても似つかないのは、語源的には全く違うから
- かつて「向かう」という意味のwendという動詞があり、これはwend-went-wentと変化した
- 中英語期(12~16世紀)にwendの過去形wentがgoの過去形に滑り込んだ
- それ以前のgoの過去形はeodeという、やはり語源の異なる語だった
- とにかくgoは何が何でもgoedのような形は受け付けないのだ!
- wendの過去形は、今ではwended
ここまででもなかなかスリリングな話だが、「不規則変化をするのはよく使われる動詞だけ。滅多に使われないものは規則変化だ」というのは目からうろこだった。なるほどネイティブだって、滅多に使わない動詞の不規則変化まで覚えてはいられまい。
4月号、5月号もほしいな。