予習:Lesson 7
- 今回は知らない単語がたくさんあって、一読では意味がつかめなかったが、よく読むと意味を取るのはそれほど難しくはなかった。
- しかし、このシリーズ、いつも思うのだが、文章量の問題か難易度を揃えるためかわからないが、必要と思われる解説を結構省いていて、結果、意味がわからなくなることが多い。
- 癌で死ななくなるとか、外科手術が不要になるとか、そういう情報もよいのだが、そもそも「量子メス」とはいかなるものなのかの説明がない。だから最後の一文の "more accurate" の意味がわからないのだ。なぜかテキストの訳文では、補われて訳出されているが。
- 国立の研究所(a state-run research institute)が、固有名詞を隠されているのも理解不能。これまた訳文には「国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構」だと記されているが。英語表記では National Institutes for Quantum and Radiological Science and Technology(QST)。日本原研の一部が独立してできたものらしい。「理事長」は平野俊夫氏のことだろう。
Words & Phrases
- state-run (a) = 州営の、国営の、国立の
- quantum (n) = 《物理》量子
- scalpel (n) = 外科用メス
- practical use = 実用的用途
- eliminate (vt) = 〔人や物事を〕除外する、取り除く◆無関係だったり重要でなかったりして、リストや集団の中から取り除くこと
- beam radiation = ビーム放射
- surgery (n) = 手術、外科手術(処置)
- conventional (a) = 伝統の、伝統として確立された、従来続けられている、従来型の、標準となった
- radiotherapy (n) = 放射線治療(法)
Link
- 量研機構、住友重機械、東芝、日立製作所、三菱電機による第5世代量子線がん治療装置(量子メス)の開発協力に関する協定の締結(プレスリリース)(国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構、2016/12/13)
- “量子メス”の開発に向けて量研機構と民間企業4社が包括的な協定を締結(innavi net、2016/12/13)
- 「量子メス」はがん死ゼロの切り札になるか(日刊工業新聞、2016/12/15)
- 重電4社が開発に挑む「量子メス」、その正体は?(日経デジタルヘルス、2016/12/19)