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くねくねと折れ曲がった道/英語長文問題精講

第九章 長文読解総合問題〔3〕「空腹でこわくて間抜けなぼくたちの冒険」

14問中……10問正解。つまり4問間違えたのだが……

  1. "You have to go on a road that goes up and down many hills and that turns in all directions." を訳せ、の問題。youが総称人称であることやふたつの関係代名詞が同一の先行詞を取っていることなどはすぐにわかるが、後半のthat turns in all directionsが意味不明であった。ある場所から四方八方に道が広がっている有様を想像したが、文意に当て嵌まらない。これは、道がくねくねと折れ曲がっていること。turnは「曲がる」の意。
  2. "I was hot, hungry and scared." を最上級に書き直せ、の問題。3つまとめて最上級にするにはどうすればいいのかわからず、また、最上級にするということは「これまでの人生の中で」とかなんとか範囲を占める語句をつけないとおかしいのではないか? とか余計なことを考えてしまったが、単に3つの形容詞それぞれの最上級を応えればよかった。hotの最上級はtが重なり、hungryはyがiに変わり、scaredはestの付く語に変化するのではなくthe mostをつけるところがそれぞれのミソ。
  3. "Ignorance is bliss! I understood what that [mean] for the first time." この[ ]内のmeanを適当な形に直せ、という問題。普通に考えれば時制の一致で過去形になるのだが、諺の意味が初めて理解できた、その「諺の意味するところ」は過去も未来も変わらない。不変の真理は時制の一致の制約を受けないアレだな、と思ってmeansと回答したら正解はmeantだった。諺そのものではないから「不変の真理」には当たらないか……。ナーントなく納得が行かないが。
  4. 問題文の内容は、子供が大人に内緒で遠出をするもの。道に沿っていくと道は曲がりくねっているから遠いが、目的地まで一直線に進めば早いんじゃないかと、道のない森と突っ切って行こうとしたらあっという間に迷ってしまった。大人に(遠出をすることを)言うと止められると思ったから黙って出てきたので、探してもらえる可能性もないと、大変心細い時間を過ごした。結局、夕食前に家に戻ることができ、この「冒険」は大人に知られずに済んだ。最後、主人公は決意する。何を? というのが設問。正解は、「この冒険談を大人には言わないでおこう」と決めたのだというが、そーかなー。それも間違いではないかも知れないが、森の中での出来事は書き手の少年にかなり強いインパクトを与えたようなので、「もう二度と(大人に内緒で)森に行くのはやめよう」と決意したんじゃないかなあ。その方が自然だと思うけどなあ。
  • scary (adj) = 恐ろしい、怖い、おっかない、ゾッとする(ような)、驚きやすい
    • It's scary. = 実に恐ろしいことだ
  • scared (adj) = おびえた、怖がる、怖がって
    • I'm scared to death of losing you. = 私はあなたを失うことが死ぬほど怖い